■ST学会中止…
発表予定していた第21回日本言語聴覚学会(ST学会)は、新型コロナウイルス感染拡大防止のため集合開催が中止。後日発行される「言語聴覚研究」での抄録掲載 をもって発表に代える「誌上開催」となりました。
■発表予定資料の公開!
今学会で「窒息リスクマネジメントにおける富田分類の活用」と題し演題発表予定していましたが、上記の通り限定的な誌上開催になりました。STだけでなく障害児者支援に携わる多くの方に知ってもらうため弊サイト「小児STナビ」で抄録・資料を公開(ダウンロード可)します。
■窒息事故をなくしたい!!!
STとして働きだしてから全国の窒息事故情報を確認するようになりました。残念なことに毎年のように学校や施設で窒息事故は起きています。事故の要因は様々ですが対象者の窒息リスク情報を簡単に共有できる仕組み(情報の共有と対応の統一)が必要だと考え、窒息リスク確認シート・窒息リスク対応を作成しました。
①第21回日本言語聴覚学会・一般演題抄録
「窒息リスクマネジメントにおける富田分類の活用」
②窒息リスク確認シート
食事時の最大のリスクである窒息について、富田分類でのコミュニケーション能力4段階と食事摂取状況の4段階を掛け合わせることで、窒息リスクを可視化できるようにしました。知的障害児者、肢体不自由児者など食事時の窒息リスクが想定される対象者を支援する情報共有に活用できます。
③窒息リスク対応
食事前・中・救急時に分けて必要とされる対応を一枚のシートにまとめたものです。
安全・安心な環境で楽しく美味しい食事時間となりますように!
- 第21回日本言語聴覚学会inいばらき2020一般演題抄録
- 窒息リスク確認シート
- 窒息リスク対応